講師やテキストとの付き合い方
予備校選びのポイントはいくつかありますが、講師がどんな人か、
どんなテキストを使用しているかと言うのもとても大事なポイントです。
頭の良い講師がそろっているのが良いのか、難しいことが沢山書かれている
テキストが良いのか?決してそういう訳ではありません。
良い講師、良いテキストとは一体どのようなものを言うのでしょうか。
まずはテキストについて考えて見ましょう。
人によって何が良いテキストなのかと言う事は違ってきます。
ある人にとってはとても自分にあっているテキストで、
それを使って勉強しているとグングン成績が伸びているとしても、
他の人が同じテキストを使えば必ず成績が上がるのかと言うと、決してそうではありません。
要するに、自分のレベルに合ったテキストを使うかどうかと言うことです。
自分のレベルに合っていない、例えば、難しいテキストの方が勉強になるだろうと思い、
自分のレベルよりも格段に上のテキストを使用して勉強しても、成績アップは望めないでしょう。
基礎が無いのに、難しい問題にチャレンジしても意味が無いのです。
良いテキストとはレベルにあったテキストであり、
レベルによって様々なテキストを用意している予備校は良い予備校でしょう。
次に良い講師とはどういった講師でしょうか。
頭の良い人が必ずしも良い講師とは言えません。
どんなに頭が良くても、自分で理解するのと、人に教えるのとでは全く違います。
まずは解りやすく説明をしてくれて、そして一方的に授業を展開するのではなく、
みんなの反応を見ながら授業を進めてくれる講師が良いでしょう。
テキストと黒板を見て授業を進める講師は良い講師とは言えません。
そして、板書もわかり易い講師が良いでしょう。
授業中だけでは、忘れてしまうこともありますが、後でノートを見直したときに、
授業のことが思い出せるような板書をしてくれる講師はとても良い講師です。
また、質問をしやすい雰囲気を作ってくれる講師も良い講師でしょう。
中には、「こんなことを聞いたら馬鹿にされる」と思って質問しづらい講師もいます。
疑問が出たときに一緒に解決してくれるような講師は良い講師です。
また、些細なことですが、はっきりとした口調で話す講師を選ぶといいでしょう。
何を言っているのか解らないような講師では全く意味が無く、
いくら頭が良くても講師として論外かもしれません。
最も理想的な勉強方は良い講師に、良いテキストを用いて指導して貰う事です。
「東大卒の講師」、「東大に対応出来るテキスト」と言った文言に踊らされずに、
わかり易い講師、レベルのあったテキストがある予備校が、自分にあった予備校と言えるでしょう。