奨学金を上手に活用しよう
ローンといえば、住宅を購入するときにお世話になるのは
最も一般的なことでしょうし、何の抵抗も無いことでしょう。
しかし、それ以外のローン、例えば教育ローンを組むという事は、
出来れば避けて通りたい道と思う人が多いのではないでしょうか。
子どもが小さいうちはまだそれ程大きな出費も無いので、
ローンを組む事はあまりないと思います。
しかし、子どもが大学へ入学するとなると話は違います。
出て行く額が今までの教育費とは大きく違ってきます。
学資保険に入っていたり、今までの貯蓄で何とかできたり、
今の年収から捻出できるという家庭ならばいいでしょうが、
なかなかそう上手くいかないのが現実です。
教育ローンに頼らなければならないケースも多く出てきます。
教育ローンを借りるのには若干の抵抗を感じる人もいると思いますが、
では、実際にはどんな家庭が教育ローンのお世話になっているのでしょうか。
ここで紹介するのは、国民生活金融公庫が行なっている教育ローンです。
これは、日本で最も利用されている教育ローンなので、これから紹介するものは、
日本の現状と考えて大きく間違いは無いでしょう。
どんな家庭が教育ローンを組んでいるのかと言うと、
借りる目的は子どもの大学進学のためであり、世帯年収は平均650万円、
父親が50歳であり子どもが2人の4人家族であります。
これを聞いて驚かれる人が多いのではないでしょうか。
極々一般的な家庭ではないでしょうか。
教育ローンを借りるのは、もう少し生活に困難な家庭と思われがちですが、
このような家庭でも教育ローンが必要となってくるのが、
今の日本の教育の現状なのです。
そして、もう1点驚くことがあります。
教育ローンを借りていれば、生活はかなり楽になるのか?
決してそうではないようなのです。
借りる額にもよりますが、やはり額が大きくなればなるほど利息がつきます。
その為、ギリギリのところになるのでしょう。
その為、普段の生活では節約をしたり、旅行の回数を減らしたりしているのです。
そういった家庭が6割ほどいるようです。
子どもがアルバイトを学費にあてている家庭も半数ほどいるようです。
この現状を聞いて教育ローンにいつかお世話にならなければならないと
思った人は多いことでしょう。
どこの家庭でも教育費の捻出には苦労しているようです。